これから新規クリニック開業をしようとしているドクター、開業場所が中々見つからないドクター、内装費は本当に適切な数字なんだろうかと思っているドクター、色々なお悩みにお答えいたします。
最近の開業事情

桜が開花したと思ったら、もう花も残り少なくなりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

毎度のことですが、時間のたつのが早すぎる毎日です。

 

ここ2年間、花見をする時間がなかったので昨日、会社の後ろに東大病院があり、そこに花見ができる場所があるので、職員と昼食に行きました。

食事が出来る場所にある大きな桜の木の二本の枝に、申し訳なさそうに少し花が咲いているだけで、あとは葉桜でした。まさか、ほとんど桜の花が散っているとは思いませんでした。

 

社内で食事をしていると、電話がかかってくることもあるので、落ち着いて食事が出来ないのですが、外だと携帯電話の電源を切っていれば食事が中断することもないので、ゆったりとした気分で食事が出来ました。

これからは、ストレス解消に新緑のシャワーを浴びながら時々、東大キャンパスで昼食をしようと思います。

 

最近の状況ですが、2月末に東京の某駅ビルで10時から15時まで2日間、眼科の内覧会を行い、延べ600人の見学者が訪れました。

これまで、私が開業のお手伝いをさせていただいた中で、一番の見学者数でした。

お陰様で、初日は40名を超える患者様にお越しいただきました。

診療圏調査の時に現地の住民からヒアリングを行って、手ごたえは感じていたのですが、まさか見学者が600人も来るとは想像もつきませんでした。

 

4月1日(日)は、10時から15時まで、横浜市都筑区で産婦人科の内覧会を行ったのですが、先生の意向であまりPRをしなかったにもかかわらず、大勢の方の見学がありました。

私は、この施設が軌道に乗るまで「影の事務長」として経理システムの構築や人事問題の処理及び、患者様のトラブル処理等を担当する予定です。

 

私には、開業のお手伝いした責任がありますので、開業後もこれまで数十か所「影の事務長」として、できる範囲で軌道に乗るまで相談に乗っております。

現在も、6か所の医療法人の役員と3か所の個人のクリニックの「影の事務長」をさせていただいております。

 

開業支援に関しては、3月末に静岡の小児科の医業承継の契約を行い、今月は婦人科と内科(2か所)の承継を行う予定です。

私のところでは、昨年後半から急に医業承継の相談が増えてまいりました。これは、団塊の世代の先生方の引退が始まったからではないかとお思います。

また、50代後半から60代で病気になる先生も多くなっているように見えます。

現在、承継の相談に来ている3人の先生は、50代後半と60代前半で病気になり診療が継続できない方です。

 

医業経営は、我々が想像する以上にストレスがかかるので、日常の健康管理が重要です。時には、仕事を離れて緑の多い場所で食事を行い、ストレス解消を行うと良いと思います。

 

 

長くなりましたので、本題に入ります。

回、お約束の「新年会で親しい開業コンサルタントから出た、最近の医師の気性に関すること」を書きます。

私は、この業界の開業コンサルタントとして有名な師匠と年2回、会食をしながら情報交換を行います。本年1月に、師匠と新年会を兼ねて会食を行った時のことです。

 

そこで、師匠から最近の先生は新規開業の業務委任契約を締結したにもかかわらず、薬品会社や医療機器会社等の紹介やネットで安い金額で請け負ってくれる設計士や内装工事会社、会計士等を見つけて、師匠に相談をしないで作業を進めるケースが増えてきたということを聞きました。

 

その中で、師匠から聞いた先生の事を書きます。

昨年の11月に東京都内で開業した内科の先生が、薬品会社へ薬品の見積依頼を行った時に、その業者から内装の設計会社や内装工事会社、医療機器会社、広告宣伝会社等を紹介されたそうです。

師匠は、色々な業者が出てきた為、行き違いが出るといけないので、でしゃばることはしないで、時々、進行状況を確認してアドバイスを行っていたそうです。

 

内装工事も完成したので、保健所へ開業届を提出する前に設計図に記載された各部屋の名前とクリニックの各部屋の表示が同じかどうか、プライバシーが保たれているか等の確認作業を行ったところ、天井から各部屋の壁の間に30センチ以上、空間が空いており患者様の話が聞こえる状態でした。                                     

通常、保健所は患者様のプライバシーを保護するために、患者様が入る各部屋は天井まで壁を作り、声が漏れないように指導します。

また、超音波検査室を暗室にすることになっていた部屋の天井と壁の間に空間があり、そして部屋に出入りするドアではなくカーテンだけで光が入り、暗室の役目をはたしていない状態だったそうです。

 

そこで師匠は、先生へ設計士を紹介した薬品会社へプライバシーが保てない事と暗室が暗室の役目をしていない事等を説明したところ、設計に関しては自分が紹介しただけで設計士に聞いて欲しいとの回答だったそうです。その薬品会社は、先生へ紹介した設計士は実績もあり任せても大丈夫だと言っていたそうです。

それにも関わらず、素人みたいな仕事に、師匠はその薬品会社の無責任さに呆れたと嘆いていました。

 

師匠は、保健所へ開業届の事前相談へ行き状況説明を行ったが、案の定、患者が入る部屋の壁と天井の間に空間を作らないようにとの指導を受けたそうです。

そこで、師匠は薬品会社へ設計会社と同行して保健所へ確認に行くようにその旨を伝えたそうです。

相談結果は、空間部分をなくす事になったそうです。

 

2年前から、私や同業者も似たような経験をしています。コンサルタント会社と契約を締結しても、自分で設計会社や内装工事会社、会計士等を探すことは良いのですが、経験を踏んだコンサルタントのアドバイスを聞かない人がおります。

コンサルタントを信用して契約したと思うのですが、理解できません。

これでは、何のために契約を行ったのか判らなくなります。これは、最近の若い先生方の気性なのかもしれません。

 

蛇足ですが、ネットの中には設計にしろ、内装工事にしろ、安いことを売り物にしている会社がみられます。安いのは安いなりの理由があります。これは、素人では判りませんので、経験豊富なコンサルタントのアドバイスを受けた方が良いと思います。

次回は、医業承継について書きます。

 

お読みいただきまして、ありがとうございます。

 

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