これから新規クリニック開業をしようとしているドクター、開業場所が中々見つからないドクター、内装費は本当に適切な数字なんだろうかと思っているドクター、色々なお悩みにお答えいたします。
診療圏調査

あっという間に、桜の咲く季節になりました。

相変わらず、開業物件探しや診療圏調査の問い合わせが関東圏だけではなく東海圏や関西圏からも来ています。

これらの地域は、新規開業が増えているようです。

 

今回は、診療圏調査の費用を惜しんだため、1日推定外来数の少ない場所で開院して失敗した施設の事を書きます。

 

平成26年3月に、A先生から都内で開業場所を見つけたので診療圏調査の見積依頼がありました。

A先生から開業場所を聞いて、見積書(30万円)を提出しました。見積書を提出後、何の連絡もないので、そのままにしておきました。

また、今年の1月には東海圏から、2月には関西圏から診療圏調査の見積依頼がありましたので回答したのですが、その後、連絡がありません。

3人とも、調査料が高いと思ったのではないかと思います。

 

平成27年1月初めに、取引先のBさんと情報交換をしていた時、A先生が都内のS駅でテナント開業したと聞きました。S駅周辺は競合施設が多く、参入余力も小さいため月間で黒字化するには相当時間がかかると思われる場所でしたので、簡易診療圏調査を行いました。

案の定、1日推定外来数が26人と少なく、これでは損益分岐点に乗らないので、よほど差別化を図るか特殊な治療方法を行わなければ失敗する可能性が高いと思いました。

 

本年1月、Bさんと情報交換をしていた時、A先生が昨年8月末に閉院したと聞きました。

閉院の理由は、1日の患者数が20〜30人と少なく賃料(1.8万円/坪)も高い事が理由のようです。

内科なので、初期投資は5千万円から7千万円はかかっているのではないかと思います。

 

何度も言っているのですが、多額の投資を行い失敗すると大きな損失を被ります。そのため、診療圏調査と言う保険を掛ける事が当然だと思うのですが、いかがでしょうか。

調査料の30万円を惜しんで5千万円から7千万円の損失を被るか、30万円を出してリスク回避をするか、考えなくてもわかるでしょう。

出来るだけ総事業費を抑えたいという気持ちは理解できますが、診療圏調査費用はリスクを避けるという意味だけではなく、開業にとって重要な医業戦略を立案するための資料としても重要なものですので、調査料は必要な経費です。

 

診療圏調査費用の30万円が高いと思う方は、開業を避けた方が良いと思います。

診療圏調査は、無料では出来ないことを理解して下さい。

無料の診療圏調査で開業し、失敗しても自分の責任だと思って下さい。

 

次回は、開業支援を途中で断られたことを書きます。

お読みいただきまして、ありがとうございます。

 

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