これから新規クリニック開業をしようとしているドクター、開業場所が中々見つからないドクター、内装費は本当に適切な数字なんだろうかと思っているドクター、色々なお悩みにお答えいたします。
開業情報

お正月が来たと思っていたら、もう2月になってしまいました。

本当に、月日の経つのが早すぎます。

 

昨年の10月26日のブログに、群馬県T駅で開業したが経営不振で困っているA先生のことを書きましたが昨日、A先生から1月で閉院したと連絡がありました。

何もお役に立てなかったことが悔やまれると同時に、いい加減な市場調査を行った会社に怒りが沸いてきます。

何度も書きますが、市場調査には十分注意を払って下さい。

 

今回は、12月の忘年会で聞いた開業にまつわる事を書きます。

私が情報交換を行っているAコンサルタントが、新規開業支援をしているB女医先生のCご主人(一流企業の社員)が張り切り過ぎて自分の事しか考えないので困り、コンサルテント契約を解除した話です。

 

Aコンサルタントは、10年以上、開業支援を行っているベテランです。困っている内容とは、Aコンサルタントが内装会社や医療機器会社、デザイン会社等を紹介した会社からB先生が内装工事や医療機器、デザイン等の見積もりを取ると、Cご主人が直接、見積先へ電話をかけて値引き交渉を行ったり、過度な要求で見積先を困らせている。

そのため、Aコンサルタントへ数社から、B先生とは取引したくないと連絡が入ったとの事です。

 

また、従業員面接に顔を出し自分を基準にして面接者にスキルアップを要求したり、プライバシーに関する事を聞いたようです。

そのためだと思うが、採用しようと思って数人からお断りを受けたようです。

そして、本来はAコンサルタントの仕事にも関わらず、Cご主人が勝手に開業準備を進めてコンサルタント料金を値切ってきたとの事です。

これには、さすがに呆れて、Aコンサルタントはコンサルティング料金の手付金だけを貰い、途中でコンサルティングをお断りしたそうです。

 

Aコンサルタント曰く、このような人は開業しても経営に口を挟むので、職員のモチベーションが下がったり退職したりして上手くいかない。私がアドバイスしてもろくに聞かないで、問題が起きた時だけ相談に来る。これでは、信頼関係が構築出来ないので長いお付き合いが出来ないとの事でした。

 

医療業界は狭いので、このような情報はすぐに伝わり誰も取引をしなくなる可能性が出てきます。

良心的な経営を行っている業者は、ほとんど出てこないと思ったほうが良いと思います。

取引をする業者が出てきた場合は、取引をするリスクに見合ったそれなりに高い金額を提示してきます。私もこのようなケースを見ていますが、結果的には高い買い物になっています。

 

以前も書きましたが、開業には多額の資金がかかるためどうしても、過度に値引き要求をしたくなります。しかし、相手がある事なので自分だけの要求を通そうとすると、どこかに必ず無理が出て来るのです。今回の場合は、コンサルテント契約を解除され、これから取引先となる可能性があった会社からは信用されなくなったというデメリットが発生したのです。

 

「お金が大事か、信用が大事か」。
私は、お互いが共存共栄できる取引を行います。

皆様はどうでしょうか。

 

次回は、仙台から内科と耳鼻科の開業希望の先生からの相談事と、成功するコツを書きます。

お読みいただきまして、ありがとうございます。

 

 

 

 

 


 
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情報収集
相変わらず、仕事優先でブログの更新時間が取れず、更新が遅くなりまして申し訳ございません。

今回は、開業するために必要な物件情報や市場調査を依頼し、その作業が終わり調査結果を聞くと、お礼も言わず連絡が無くなるケースを書きます。
 
本年4月、A先生から埼玉県で新規開業したいので、K駅前の物件調査と市場調査をお願いしたい旨のご依頼がありました。
この場所は1日推定外来数が61人で競合も少なく駅前なので良かったのですが、賃料が高かったため見送りとなりました。
 
1週間後、T駅から徒歩4分ほどのオフィス街にあるテナントをB薬品卸会社から紹介していただいたので、見学に同行して欲しいと連絡がありました。そこで、事前に市場調査を行いテナント見学に伺いました。
このテナントは水回りが医療施設向きではなかったことと、1日推定外来数が15人と少なかったので見送るようにアドバイスを行いました。
 
さらに、8日後、今度は建て貸し物件の話があるので同行してもらいたいとの連絡がありましたので、
同行しました。そこには、建築会社や不動産会社が来ており私の出番はないような感じでした。
そこで、A先生へ私の役目は何かを質問しました。A先生は、開業に適しているかどうかの判断をして欲しいとの回答でした。
開業の適否に関する市場調査は、最新のデータ収集や現地調査等に時間と費用が掛かります。また開業が失敗した場合には先生の生活や私の信用に関わる事なので、「市場調査書作成契約」を締結して欲しい旨を伝えました。
これに対する回答がありませんでした。この時点で私は利用されるだけだと思ったので、メールで「市場調査書作成契約」を送ることを伝え、翌日、メールで契約書の雛形を送りました。
案の定、「市場調査書作成契約」に関する回答は、未だにありません。
 
実は、このような事例が昨年は2件、今年も2件ありました。手口はほとんど同じで、私の市場調査はオリジナルな手法で他社と違って最新のデータを使用し現地調査も行っているようなので信用できる。ついては、私の市場調査の結果が良ければ開業支援をお願いしたいという話し方です。
私は、これまで100件以上の開業場所を探しお手伝いをしてきました。しかし、このように私を利用しようとする先生が短期間に4人も出て来る事はありませんでした。
私の不徳の致すところであれば反省するのですが、どう考えても私に非があるとは思えないのです。
 
こんな、ケースもありました。
都内のK駅で開業希望のB先生(皮膚科)は、今まで物件を探していたが今度紹介された物件は良さそうなので、ここで決めたい。ついては、現地調査(住民のヒアリング)を行って欲しい。
これまで、私は先生方を信用し、「市場調査書作成契約」を締結しないで市場調査を行ってきたので、6月に今まで通り診療圏と思われる範囲の住民から競合に関するヒアリング調査を行いました。
市場調査結果は、1日推定外来数が65人で競合も少なく、評判の良い施設も聞かれず駅に近いので、場所としては問題が無い状況でした。
B先生へ、その状況報告を行い開業の有無を聞きました。帰って来た言葉は、医療機器メーカーが開業の手伝いをしてくれるので、もう少し検討するとの事でした。その後、開業の可否を問い合わせたのですが、なんの連絡もありません。
 
これは、私だけの事ではありません。
内装業者なども同じなのです。
今は、ネットで色々な情報を入手できるので数社から情報を仕入れて開業の参考にすることは必要だと思います。
しかし、仕事を依頼しておいて結果が判ればお礼もなく連絡がなくなることは、失礼にもほどがあるのではないでしょう。
 
私は、前述したK駅の市場調査を暑い中、10:00から13:30まで、K駅を起点とした診療圏と思われる範囲の住民63人からヒアリングを行ったのです。B先生には暑い中で現地調査をしたとは言いませんが、ヒアリングの日時や人数、結果を報告しているので大変な事は理解できると思います。
皆様、どう思いますか。
反対に、自分が同じ目にあったらどう思うでしょうか。
医師だから仕方がないと思って諦めるでしょうか。
 
2013、7/3、仲介料を値切られた話に書きましたが、再度、書きます。
私が言いたいことは、人間の命や病気の治療、健康の維持・増進を預かる医師が自分の事しか考えず他人の事を顧みないで、本当に良い医療が出来るのかと言うことです。少なくとも、この日本では医師のステータスは高く、私ごときは足元にも及ばない地位にいる人達です。しかし、このような医師がいることも現実です。どこの業界にも、このような人がいるのかもしれません。しかし、医療業界だけには居て欲しくないと思うのは私だけでしょうか。
 
ここ2〜3年前から、このように他人の心情を理解できず利己的な人が増えてきたように思います。
これまで、私はこれまで利己的な先生が6人開業したのを見ました。その結果は、職員がすぐ退職し新しく入った職員も長続きしないのです。それを見て患者が減って行くのです。後は、言わなくても判るでしょう。
 
話は飛びますが、1990年11月に日本で不動産バブルが崩壊し、2008年9月15日には、アメリカ合衆国の投資銀行であるリーマン・ ブラザーズが破たんし、世界的な金融不安が発生しました。
これで、これまでの「我良し(利己主義)」の時代は完全に崩壊しました。これからは、「利他の時代」なのです。
なぜなら、自分さえ儲ければ他人はどうなろうと知ったことではないと言う状況が蔓延して、その結果、不動産バブルが弾け20年以上の経済が低迷しました。このような社会システムが成り立たないからこそ、日本では不動産バブルが弾け、アメリカではデリバティブ(金融博打システム)が弾けたのです。
これにより、これまでの社会システムには、大きな欠陥のある事が明白になったのです。しかし、このことに気が付かない人が多いので、相変わらず「我良し」の行動を取っている人がいるのです。
これからは、相手の利益を考え自分も儲かるシステム(利他・共生システム)を構築した人が成功する時代だと思います。
開業を考えている先生方は、このことを念頭に置いて医業戦略や戦術を立案する事が必要です。
成功するためには、競合相手と戦おうとしてはいけません。お互いが、存共共栄できる戦略・戦術を立案する事です。
 
今回は、愚痴を書きましたが、私の心情をご理解いただければと思います。
次回は、開業後に役立つ情報を書きます。
 
お読みいただきましてありがとうございます。

 
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